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バージョン: User Guides (BYOC)

Stemmer

stemmerフィルターは、語を基本形または語根に縮小(語幹抽出)し、異なる語形変化を持つ同様な意味の語をより簡単に一致させます。stemmerフィルターは複数言語をサポートし、さまざまな言語的コンテキストで効果的な検索とインデックス作成を可能にします。

構成

stemmerフィルターはZilliz Cloudのカスタムフィルターです。使用するには、フィルター構成で"type": "stemmer"を指定し、語幹抽出対象の言語を選択するlanguageパラメータを指定してください。

analyzer_params = {
"tokenizer": "standard",
"filter":[{
"type": "stemmer", # フィルターの種類をstemmerとして指定します
"language": "english", # 語幹抽出の対象言語を英語に設定します
}],
}

stemmerフィルターは、以下の設定可能なパラメータを受け入れます。

パラメータ

説明

language

語幹抽出処理の言語を指定します。サポートされている言語は以下の通りです:"arabic", "danish", "dutch", "english", "finnish", "french", "german", "greek", "hungarian", "italian", "norwegian", "portuguese", "romanian", "russian", "spanish", "swedish", "tamil", "turkish"

stemmerフィルターは、トークナイザーによって生成された用語に対して操作を行うため、トークナイザーと組み合わせて使用する必要があります。

analyzer_paramsを定義した後、コレクションスキーマを定義する際にVARCHARフィールドに適用できます。これにより、Zilliz Cloudは、指定されたアナライザーを使用してそのフィールド内のテキストを効率的にトークン化およびフィルタリング処理できます。詳細については、使用例を参照してください。

コレクションスキーマにアナライザー構成を適用する前に、run_analyzerメソッドを使用してその動作を検証してください。

アナライザー構成

analyzer_params = {
"tokenizer": "standard",
"filter":[{
"type": "stemmer", # フィルターの種類をstemmerとして指定します
"language": "english", # 語幹抽出の対象言語を英語に設定します
}],
}

run_analyzerを使用した検証

from pymilvus import (
MilvusClient,
)

client = MilvusClient(uri="YOUR_CLUSTER_ENDPOINT")

# 解析するサンプルテキスト
sample_text = "running runs looked ran runner"

# 定義された構成でstandardアナライザーを実行
result = client.run_analyzer(sample_text, analyzer_params)
print("Standard analyzer output:", result)

期待される出力

['run', 'run', 'look', 'ran', 'runner']