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バージョン: User Guides (Cloud)

バックアップファイルから復元

Zilliz Cloudの復元機能は、誤ってデータが失われた場合や、データが破損した場合、またはシステム障害が発生した場合に、バックアップファイルからデータを復旧できるようにし、ビジネスの継続性を確保します。これは、インシデントから復旧する信頼性の高い方法であり、意図しない変更を元に戻す、またはテスト用にクラスターを複製することができます。

このガイドでは、バックアップファイルから完全または部分的なクラスターを復元する方法を説明します。

📘注意

この機能は専用クラスターでのみ利用可能です。

制限

  • アクセス制御: プロジェクト管理者、組織オーナー、またはバックアップ権限を持つカスタムロールを持つユーザーである必要があります。

完全なクラスターを復元

クラスター全体(すべてのデータベースとコレクションを含む)を 新しいクラスター に復元できます。これは、テスト用に環境を複製したり、復旧する場合に便利です。クラスター全体を復元するには、バックアップファイルがクラスターバックアップである必要があります。

復元中、RBAC設定を含めるかどうかを選択できます。

📘注意

RBACの復元は現在、ウェブコンソール経由でのみサポートされています。RESTful APIはまだサポートしていません。

復元後、db_adminユーザーの 新しいパスワード が生成されます。このパスワードを使用して、復元されたクラスターに接続してください。

ウェブコンソール経由

以下は、Zilliz Cloudウェブコンソールで完全なクラスターを復元する方法を示すデモです。

RESTful API経由

以下は、既存のバックアップファイルからDedicated-01-backupという名前の新しいクラスターに完全なクラスターを復元する例です。RESTful APIの詳細については、クラスターバックアップを復元を参照してください。

curl --request POST \
--url "${BASE_URL}/v2/clusters/${CLUSTER_ID}/backups/${BACKUP_ID}/restoreCluster" \
--header "Authorization: Bearer ${TOKEN}" \
--header "Accept: application/json" \
--header "Content-type: application/json" \
--data-raw '{
"targetProjectId": "proj-20e13e974c7d659a83xxxx",
"clusterName": "Dedicated-01-backup",
"cuSize": 1,
"collectionStatus": "KEEP"
}'

以下は出力例です。復元ジョブが生成され、プロジェクトジョブセンターで進行状況を確認できます。

{
"code": 0,
"data": {
"clusterId": "inxx-xxxxxxxxxxxxxxx",
"username": "db_admin",
"password": "xxxxxxxxx",
"jobId": "job-xxxxxxxxxxxxxx"
}
}

部分的なクラスターを復元

特定のデータベースとコレクションのみを 既存のクラスター に復元するように選択することもできます。

ウェブコンソール経由

以下は、Zilliz Cloudウェブコンソールでクラスター内の特定のデータベースとコレクションを復元する方法を示すデモです。

RESTful API経由

以下は、既存のクラスターin01-3e5ad8adc38xxxxにバックアップファイルからコレクションを復元する例です。RESTful APIの詳細については、コレクションバックアップを復元を参照してください。

curl --request POST \
--url "${BASE_URL}/v2/clusters/${CLUSTER_ID}/backups/${BACKUP_ID}/restoreCollection" \
--header "Authorization: Bearer ${TOKEN}" \
--header "Content-Type: application/json" \
-d '{
"destClusterId": "in01-xxxxxxxxxxxxxx",
"dbCollections": [
{
"collections": [
{
"collectionName": "medium_articles",
"destCollectionName": "restore_medium_articles",
"destCollectionStatus": "LOADED"
}
]
}
]
}'

以下は出力例です。復元ジョブが生成され、プロジェクトジョブセンターで進行状況を確認できます。

{
"code": 0,
"data": {
"jobId": "job-04bf9335838dzkeydpxxxx"
}
}